2025年7月カレンダー特集
小型化したひまわり
ヒマワリは成長すると2メートルにもなる品種があり夏を代表する花です。品種改良により小型化し、茎が細くて硬く、上向きに咲く。アレンジや生け花に活けるのに使いやすくて、花屋さんに切花として出回るようになりました。
切花は花瓶の水の深さは2~3㎝程度、ヒマワリは水が大好きなので水が切れないように注意しましょう。茎に産毛があるので雑菌が繁殖して水が痛みやすいです。一日おき又は毎日水替えをして、花瓶も清潔に保つと長く楽しめます。
ヒマワリ:キク科
花言葉:「あなたは素晴らしい、あこがれ」
作品コンセプト
2025年カレンダーテーマ 「チェンジ~新たな一歩~」
デザイナー紹介
【お花の豆知識】
~ひまわりは太陽に向かって咲く不思議な花。実は花が向きを変えているのではないんだ。茎が伸びるときに太陽に向かうんだよ。面白いね!~
ヒマワリは芽が伸びる時に、太陽をたくさん浴びる為に茎をねじります。実はヒマワリは花が咲くと太陽を追いかけないで、東側を向くようになります。これは茎が太くなったから、虫たちに見つけてほしいからなどと言われています。深い理由は分かっていませんが、花が咲くと太陽を追いかけなくなる花も多いようです。ヒマワリは太陽に似た明るくて存在感のあるビジュアルから、いつも太陽に向かって咲くイメージが付いたのかもしれませんね。
余談ですが、地植えや鉢植えの大きなヒマワリは花が終わった後の姿(首が垂れる)が不吉、怖いと言われて、気にされる方は早めに花を摘むのをお勧めします。
七夕・カスミソウの日 7月7日
~殺菌作用のある笹~ ~天の川を見立てたカスミ草~
一年に一度、織姫と彦星が逢える日。晴れたらいいな。まだ明けぬ梅雨空を見上げながら、甘酸っぱい気持ちにさせてくれるなんともロマンチックな日ですね。
七夕は笹の葉に短冊に願いを書いて飾る。生花店でも七夕用の笹は販売されています。そもそもなぜ七夕に笹? 諸説ありますが、旧暦で8月のお盆からとの説があります。まだ冷房機器がなかった時代にお供物を殺菌作用のある笹の葉にのせたと言われています。時が経ちお供物としての用途から願い事をかなえてくれるアイテムに変化したのかもしれません。今年も笹に願いを込めて七夕をお祝いしてみてはいかがでしょうか。
又、7月7日はカスミ草の日でもあります、これはカスミ草の白く集まって咲く小花が天の川に似ている事から由来しています。
笹:イネ科 花言葉:「ささやかな幸せ」
カスミ草:ナデシコ科 花言葉:「無垢の愛」「感謝」「幸福」
お盆 7月15日
~新盆 7月13日~16日(4日間)~
お盆の期間は地域によって違いがあります。東京・横浜周辺や函館・石川県一部などでは7月盆が一般的であり、関西他、地方では8月盆が一般的とされています。また、9月に行う地域や、7日遅れ、10日遅れの場合もあり、風習なども様々です。
都市部と地方で時期が違うことから、離れて暮らしている家族が帰省するなどし、親族や縁者が集まる方も多いのではないでしょうか。心のこもったご供花やお供物で、ご先祖様をお迎えしましょう。
又、盆踊りも先祖のご供養として地域に根付いています(東京音頭など。)それゆえ民族風習が強く、一年に一度の出会いの場でもあったと言われています。
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