2022年3月JFNカレンダー特集ページ

3月8日はミモザの日

【3月の花・ミモザ】

  • ミモザの日とは

3月8日は「国際女性デー(International Women’s Day)」です。

イタリアで、男性から女性に向けてミモザの花が贈られるようになったことからこの名がついたと伝えられています。冬の厳しい欧州で春を告げる花・ミモザは太陽を意味し、大変人気のあるお花です。イタリアでミモザ祭りが開催されるようになったのは第二次世界大戦後の1946年。この年の3月8日を女性の日としてミモザを贈る日となりました。実に70年以上も前から親しまれている花の日です。ミモザの花がヨーロッパの人々に親しまれてきたのが分かりますね。イタリアは日頃から花を贈る風習のある国です。街にも花屋さんがたくさんあり、3月8日には花屋さんにミモザがあふれ黄色一色に染まります。最近はジェンダーの枠を超え、男性から女性以外にも、女性から女性へ、友達から友達、同僚から同僚、お世話になった方へ感謝の気持ちを贈る日にもなっています。

ミモザの花言葉には「感謝」。もともとは女性に感謝を伝えるための花であるところからついたそうです。イタリアでは贈られたミモザは、壁掛けにしたり、アクセサリーにしたり、ドライフラワーにしたり、大事に飾られるそうです。

  • ミモザ

ミモザはマメ科ネムノキ亜科アカシア属の総称。原産地ほオーストラリア

ミモザの正式名称は、銀葉アカシア(ギンヨウアカシア) 葉がほんのり銀色に見え、シルバーリーフとも呼ばれています。

可愛らしい黄色いポンポンは、実はお花の集合体です。

フサアカシアとギンヨウアカシアがあり、フサアカシアは「ハチミツとアーモンドミルクを足したような香り」と例えられます。ヨーロッパでは香水の原料として使用されています。葉も花もギンヨウアカシアより大きいのが特徴です。

ギンヨウアカシアは、耐寒性があるので、日本でも越冬することができます。日本でよくみるのはこのギンヨウアカシアです。

ミモザ(アカシア)は庭木としても人気です。但し5メートルを超す高木になる為植える場所を選びます。3月~4月に開花。

春の訪れを告げる黄色い花・ミモザは太陽の恵みと幸せを運ぶ花ですね。

デザイナーズ 花束

花徳(川崎市)西頼 祐介氏がプロデュースした商品です。
2022年JFNカレンダー3月に掲載の花束です。

 

デザイナー紹介

   西頼 祐介
   花徳

賞歴

第22回 JFN全日本技術選手権大会 持込アレンジメント部門 厚生労働大臣賞受賞

TOKYO  INTERNATIONAL FLOWER&GARDEN  SHOW2010

フラワーアレンジメントの部  最優秀賞

世界らん展2011~2018 優秀賞、奨励賞多数

 

【お花の豆知識】桜の花で親しまれているお花見。その昔、花は梅が定番だったんだって

 

 

お花見といえば「桜」ですね。東京の上野の上野恩賜公園、目黒川沿いの桜、奈良県の吉野山は有名な桜見・宴会スポットです。今はコロナ禍で寂しい思いをされている方も多いと思いますが、桜の下でおいしいお酒やお弁当を広げて、仲間とワイワイ宴を開くのは日本の風物詩でもありますね。そんな日が早く訪れる事を祈るばかりです。

さて、本題ですが、歴史をさかのぼると日本人は昔からお花見をしていたようです。奈良時代までさかのぼるとお花見といえば梅でした。奈良時代には、遣唐使の派遣により多く中国の文化が日本にもたらされ、その中のひとつに「梅のお花見」がありました。中国では梅の花に魅了され、桜よりも人気がありました。

平安時代に入り遣唐使が廃止され、日本独自の文化が発展し貴族の間で桜のお花見になっていったと言われています。

平安時代までは貴族の楽しみであったお花見も、鎌倉時代に入ると武士や町民にも広がっていきました。

江戸時代に入ると5代将軍・徳川吉宗の政策により東京の浅草や北区・飛鳥山(庶民に開放したことに始まり、今や桜の名所)の植樹により、武士、町民、農民、各階級に広がっていきました。

江戸末期には染井村(現在の豊島区駒込)の植木屋によって「大島桜」と「江戸彼岸桜」を交配してつくられたのがソメイヨシノです。桜の名所として有名な「吉野」にあやかり「染井吉野」と名付けられました。

  • 桜の花言葉

「精神の美」「優美な女性」「純潔」

★日本人の品格や女性の美しさ

★桜吹雪、一瞬で咲いて散るはかなさ

★昔から死者の鎮魂や慰霊樹として植えられていました。そういった背景から

霊的なものを感じる不思議な樹木です。

春に咲く桜は日本人の心に染み入る花なのではないでしょうか。

 

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