2022年9月JFNカレンダー特集ページ

~トルコキキョウの名前の由来は、花の形がトルコ人が頭に巻くターバンに似ているから~

よく見ると花の形がトルコ人がしているターバンに似ていると言われています。諸説ありますが、トルコキキョウの一重咲きの花の形がキキョウに似ている事(キキョウとはまったく別のお花です)や、青色の花びらがトルコ石を連想させるとも言われています。原産地はアメリカですが第二次世界大戦の影響でトルコキキョウの栽培が壊滅的になりました。しかし日本で1960年台に品種改良が盛んに行われるようになった為、現在流通しているほとんどの品種が日本で品種改良されたものとなっています。最近は八重咲きの華やかなトルコキキョウも出回っており、比較的長持ちする花の為、生け花やフラワーアレンジメント、ウェデイングブーケに使用されています。通年で手に入りやすく人気のある植物です。そして、花色によって花言葉が異なるので、プレゼントには花言葉にあったお色目を贈るのもオシャレですね。

トルコキキョウ花言葉(色別):
▪白色「思いやり・永遠の愛」 ▪紫色「希望」 ▪青色「あなたを思う」
▪緑色「よい語らい」 ▪ピンク色「優美」 ▪黄色・オレンジ色「毅然とした態度」

リンドウ科ユーストマ属

花徳(川崎市)西頼 祐介氏がプロデュースした商品です。
2022年JFNカレンダー9月に掲載のアレンジメントです。

 

デザイナー紹介

   西頼 祐介
   花徳

賞歴

第22回 JFN全日本技術選手権大会 持込アレンジメント部門 厚生労働大臣賞受賞

TOKYO  INTERNATIONAL FLOWER&GARDEN  SHOW2010

フラワーアレンジメントの部  最優秀賞

世界らん展2011~2018 優秀賞、奨励賞多数

 

【お花の豆知識】

~季節ごとのお花が咲くのは、植物も人間と同じように日の長さを感じているいるからなんだって~

 

春になるとぱっと花を咲かせ、秋には紅葉が楽しめ、越冬をする植物達。なぜ植物は季節ごとに花が咲くのでしょうか?それは、夏至を境にして日照時間に関係すると言われいるからです。

分類的には「短日植物(たんじつしょくぶつ)」と「長日植物(ちょうじつしょくぶつ)」、そのどちらでもない「中性植物(ちゅうせいしょくぶつ)」に分かれます。

「短日植物」は、日照時間が一定時間より短くなったことを葉っぱが感じて、花を咲かせる種類のことです。例えば、アサガオ、コスモス、菊、ポインセチアがあります。夏の終わりから冬にかけて花を咲かせる植物ばかりです。

反対に日照時間が一定時間より長くなると花を咲かせる植物を「長日植物」といいます。キキョウ、ケシ、ハナショウブ、ホウレンソウがあります。春から夏にかけて花の咲く植物に多いです。

日照時間の影響を受けないのが、 「中性植物(ちゅうせいしょくぶつ)」と呼ばれ、ヒマワリ、カーネーション、バラなどです。ある程度成長すると、日照時間に関係なく花を咲かせます。

実際には、植物は明るい時間の長さではなく、連続した暗い時間の長さに反応しています。短日植物の「キク」が一年中流通しているのは、電照菊といって夜中に数時間照明を当てて、暗い時間を中断することにより開花する時期を調整して1年中出荷できるようにしています。

開花にはさらに温度も関係します。実際の環境においては日長の変化だけではなく、気温や降雨量など、様々な要因が絡み合って咲かせている場合も多く一概にいうことはできませんが、植物の体内時計には神秘的なものを感じます。自然は摩訶不思議ですね。

【お花の日】

重陽の節句  9月9日  

~菊の節句とも呼ばれ、不老長寿を願い、栗ご飯を食べる~

重陽の節句は、平安時代の初めに中国から伝わったとされています。菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべた菊酒を飲んだりして、不老長寿を願う行事です。

重陽の節句は、菊の花が咲く季節であることから、別名「菊の節句」とも呼びます。「9」が重なる9月9日を「重陽(ちょうよう)」と呼び、五節句の1つとして親しまれる行事になったのです。

秋の収穫も祝う意味もあるので、重陽の節句には、秋の味覚「栗ご飯」を食べる風習があります。秋の恵を是非堪能してみてはいかがでしょうか。

菊:花言葉 菊全体の花言葉は「高貴」「高潔」「高尚」 キク科キク属

 

中秋の名月  9月10日

まだ残暑が残る2022年の中秋の名月は9月10日の土曜日です。ちなみに2年前の2020年は10月1日でした。昨年の2021年は9月21日と、実は年によって中秋の名月の日が違います。これは、中秋の名月が旧暦をもとに決められていることによるものです。

お団子と並んでお供え物の定番はススキが思い浮かびます。中秋の名月にお供えものを供えるには、災いなどから収穫物を守り、次の年の豊作を願うという意味も込められています。この時期まだ収穫には早い為、稲穂と似ているススキを飾ったのが起源と言われています。

ススキ:花言葉「活力」「心が通じる」 イネ科ススキ属

 

コスモスの日 9月14日

コスモスを贈って愛を確認する素敵な日

9月14日はコスモスの日。ホワイトデーから半年後に、カップルや夫婦がプレゼントにコスモスを添えて交換する日です。(誰が制定したかは詳しくは分かっていません)

コスモスは秋風になびく姿が美しくとても癒されます。でも切り花にして花瓶に飾ると水が下がって元気がなくなった方もいると思います。必ず茎を水中でカット(水切り)をしてから花をいけてください。葉も水につかる部分は手で外してください。愛を確認するコスモス。長く飾って長く愛されたいですね。

コスモス:花言葉「乙女の恋」「純心」「謙虚」「調和」「平和」「美しさ」 キク科コスモス属

敬老の日 9月19日

~おじいちゃん、おばあちゃんに贈る花はなんだ?~

9月を代表する花と言えばリンドウ。
リンドウは薬として重宝されていました。根は古くから漢方薬にも利用されており、リンドウ(竜胆)の名の由来になっています。まさに健康と長寿を願って贈るのに相応しい花です。リンドウの紫の花色は、大変高貴な色であり、尊敬され能力が高い事を表しています。尊敬と敬愛の気持ちを込めて贈る、敬老の日にぴったりの贈り物です。

リンドウ花言葉:「正義感」「勝利」「愛情」
リンドウ科リンドウ属

オンシジウムも秋の出荷量が多い花です。「一緒に踊りましょう」という楽しい花言葉もあります。オンシジウムの花びらが、踊っている最中のドレスのようにヒラヒラと舞う様子からきています。又、黄色い花は心も元気にし、風水では家の西側に置くと金運もアップすると言われています。敬老の日には、とても縁起の良いお花です。

オンシジム花言葉:「気立ての良さ」「可憐・清楚」
ラン科オンシジウム属

 

 

秋のお彼岸 9月20日

~ご先祖を敬う日

秋の彼岸は、秋分の日の前後3日間を合わせた1週間がお彼岸の期間となります。

お花はお彼岸入りの日からお仏壇やお墓に飾ります。秋分の日の前後3日間を合わせた1週間がお彼岸の期間となります。お花はお彼岸入りの日からお仏壇やお墓に飾ります。彼岸の入りにはおはぎ・ぼたもちを供え、彼岸の中日にはお赤飯、秋分の日から3日後の彼岸の明けには明けだんごを供えるという風習があります。

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