2023年1月カレンダー特集ページ

~早春の球根アレンジ~

老若男女に愛されるチューリップ。春になるとチューリップの花を連想しますね。栽培はオランダが有名ですが、チューリップの歴史は古く、オスマン帝国で栽培されていたチューリップは、16世紀にオランダに伝わり瞬く間に人気を博しました。チューリップの盗難や盗賊が出没したほどです。17世紀には「チューリップバブル」と言われるバプルになり、球根の高騰や下落を繰り返しました。日本には江戸時代に使者がフランスから球根を持ち帰り、その後、栽培品種改良が進みました。切り花でも人気のあるチューリップですが、球根で育てるのも毎日の成長が楽しみです。秋に植える秋植えが最も適していて、紅葉の頃に寒さにあてるとよく育ちます。一定期間寒さに当たった後に春の気温上昇に伴い休眠が打破され開花します。植えた後は冬の間も水を適切にあげて乾燥に気を付けてください。冬の間も土の中では根を少しずつ伸ばししてます。花が終わったら花を摘んで、葉が枯れる迄水やりをしてください。枯れたら掘り上げをして保管してください。

1月はチューリップやスノードロップ、フリチラニアなど早春の球根のアレンジです。球根たちが集まってパーティーをしているような楽しい商品です。是非お試しください。

フラワーショップ ナーセリーさぬい(福岡市)木本 多駒麿氏がプロデュースした商品です。
2023年JFNカレンダー1月に掲載の早春の球根アレンジです。

 

デザイナー紹介

   木本 多駒麿(TAKUMA KIMOTO)
   株式会社讃井Lab 取締役
フラワーショップ ナーセリーさぬい マネージャー

 

1987年生まれ。昭和36年創業の福岡の生花店の家に生を受け、学生時代は野球一筋の生活を送る。
専門学校・大学で学んだ商業やマーケティングの面白さから、身近な職であった生花店に興味を持つ。
見識を拡げる為、異業種の一般企業で5年間社会経験を積み、その後3年の花屋修業を経て実家生花店の事業継承を視野に入社。

自身と会社の幅を広げるべく、様々な活動に積極的に関与し活動中。

JFN九州・沖縄ブロック 技術指導員
JFN福岡支部 副支部長

活動実績
福岡県フラワーデザイン品評会 ファイナリスト(2015)
JFTDジャパンカップ九州ブロック予選 ファイナリスト(2015)
RKB毎日放送「家族びよりなお正月」 スタジオ装花・出演(2016)
RKB毎日放送「今日感テレビ(バレンタインウィーク)」 スタジオ装花・出演(2016)
JNN28局ネット「クロスカントリー日本選手権2016」 スタジオ装花(2016)
九花連宮崎大会 ファイナリスト(2017) など

花があるとその空間の気が良くなります。花のある空間を増やしていくことで、怒りや悲しみが少なくなり、笑顔溢れる空間が広がっていくと信じて日々活動しています。

 

【お花の豆知識】

~球根は、根や葉や茎が大きくなったものなんだよ!植物の栄養貯蓄庫。貯金箱みたいだね!~

チューリップ球根

球根って不思議。単純に言うと土から下の器官が大きくなったもので、水分や栄養を貯えています。つまり体の中に貯蔵できる器官があるのが球根です。それならば種では?と思うのですが、違うのは受粉をしてできるのではなく、体の一部だということです。これは大変便利な器官で、生きるのに困難な状態では休眠して、良い環境になるまで待ち続けることができます。

球根といって植物によりどの部分が肥大したものかが異なります。葉っぱや茎、根が大きくなって球根になるものもあります、タマネギは葉っぱ、ジャガイモは茎が球根になります。ショウガは地下茎が大きくなったものです。ちなみにサツマイモは根っ子が球根になりました。

球根は植えて、芽が出て、花が咲いて、枯れるというサイクルを繰り返します。日本のように四季があると春植え~秋植えまで花を楽しめます。

では季節に植える球根を紹介します。

▪春植え球根・・・暖かくなると芽を出して、寒くなると休眠します。日本の気候にマッチしています。グラジオラス・ダリア・カラー・アマリリスなどです。熱帯の華やかな花が多いです。球根は花が終わると掘り上げをするものが多いです。

▪夏植え球根・・・夏に植えて秋に咲く、開花までの短いサイクルの球根です。いきなり地面から茎が伸びてきて花を咲かせあとから花が伸びてくる種類もあります。球根は掘り上げずにそのまま植えたままにするのが多いです。ネリネ・ヒガンバナ・サフランなど、秋のお彼岸頃に突然地面から生えてきたものを見かけますね。寒さに強いものが多いです。

▪秋植え球根・・・チューリップなど、寒さに弱いのが特徴です。植え付けは10月中旬~12月頃です。ある程度も期間低温に会わないと花が咲かないものも少なくありません。ユリ・スイセン・ヒヤシンス・チューリップ・ムスカリなど人気の植物が多いです。

 

七草  1月7日  

~お正月に酷使した胃を改善~

正月7日の「七草粥(がゆ)」の中に入れる7種の野草。秋の七草が観賞を目的としたものであるのに対し、春の七草では食用とされる植物が選ばれています。緑の乏しい寒中に採って食べ、邪気を払い、縁起を祝った中国の古い風習が日本にも伝えられ、春の七草になったといわれています。春の若菜の中で代表的な7種。 古歌に芹(せり)、なずな、御形(ごぎょう)、はこべら、仏の座、すずな、すずしろ、これぞ七草と詠まれています。春の七草には、生活習慣病予防や肌の新陳代謝の活性化、ビタミンCによる免疫力向上や活性酸素の抑制・疲労回復、食物繊維による便秘改善など、年末・年始の食べ過ぎ飲みすぎを改善する効果があるデトックスな植物です。

 

スイートピーの日  1月21日  

~実はマメ科・毒性あり~

この時期が一年で一番香りが豊かで綺麗に輝く事と、スイートピーの花弁が左右対称で3種類の花びら【旗弁(きべん)、翼弁(よくべん)、舟弁(シュウベン)】からなり、それぞれ1枚、2枚、1枚あることから、1月21日となりました。又、松田聖子さんの名曲「赤いスイトピー」のリリースの日が1月21日であったことも関係しています。

スイートピーはマメ科で、花が終わった後は豆ができますが食べられません。種や茎は毒性があり神経や血管組織に不調をきたします。一般的に食べられる豆はエンドウ豆やインゲン豆などで「マメ科エンドウ属」です。スイートピーは「マメ科レンリソウ属」です。レンリンソウ属は毒性を持つものが多いです。花言葉は「門出」「蝶のように飛翔する」があり、卒業式や就職などに贈られるのにぴったりの花です。しかも1本当たりのお値段が手頃で、芳醇な香りも人気です!

マメ科

花言葉:別離 優しい思い出

愛妻の日  1月1日  

~いつも愛妻に感謝の気持ちを~

1月のI(あい)、31日の(さい)の語呂合わせからこの日になりました。「愛妻の日」の起こりは2006年、群馬県の嬬恋村に本部を置く「日本愛妻家協会」が「妻という最も身近な赤の他人を大切にする人が増えると、世界は豊かで平和になるかもしれないね。」と銘打ち、愛妻の日を提唱したことによります。1月31日だけでなく、いつも思いやりが感じられるように愛妻に感謝の気持ちを伝えたいですね。

チューリップを贈る日  1月31日  

この日は愛妻の日でもあるし、そうだチューリップを愛妻に贈ろう~

富山県砺波市(となみし)に事務局を置く砺波切花研究会が制定しました。

チューリップの切り花の花言葉は「思いやり」であり、中でも赤い色のチューリップは「愛の告白」「真実の愛」とされることから、この日に大切なパートナーや“愛妻”に贈ってほしいとの思いを込めて誕生したのが「チューリップを贈る日」です。

色によって花言葉が違うので、贈る時の参考にしてみてください!

▪赤色のチューリップは「愛の告白」「真実の愛」「永遠の愛」「ロマンチックな愛」「私を信じて」

▪ピンク色のチューリップは「愛の芽生え」「誠実な愛」「優しさ」「思いやり」「愛着」「幸福」

▪黄色のチューリップは「望みのない恋」「名声」

▪白色のチューリップは「失われた愛」「純粋」

▪紫色のチューリップは「不滅の愛」「気高さ」



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