2022年2月JFNカレンダー特集ページ

【2月の花・バラ】

花言葉は優雅、上品、友情

いただいたバラの花束を長く楽しむには・・・

バラを長く綺麗に楽しみたい。と思いますよね。花びんに活ける時のひと手間で長く楽しむ事ができます。

水切りをしよう・・・バラは花の中でも茎が細い割に花が大きい為、首が垂れやすく管理が難しい花です。バラの花束をいただいたら、しっかりと茎から水を吸わせて水揚げが肝心です。バケツや洗面器に水を張り、水中で茎を下から数センチ程度のところで斜めに切ります。斜めに切る事により茎の断面が広くなりより一層水を吸収しやすくなります。水切りをしっかりして茎やツボミのすみずみまでしっかり吸わせてあげましょう。ハサミは清潔なものを使用して、茎の導管をつぶさないようにスパッと切りましょう。

花瓶のぬめりは大敵・・・花瓶のぬめりは雑菌の温床です。綺麗にぬめりを取りきれいな水をそそぎましょう。水は夏場であれば毎日、春・秋は3日に1度。冬は5日に1度程度取り替えて下さい。花瓶の水はたっぷり入れると傷む原因になります。花瓶の底から5~10㎝程度でも十分です。葉、トゲを取り除き水につけないようにしましょう。水が傷む原因です。

活けた花瓶はリビングのような空気が巡回する場所に置くと良いでしょう。高温多湿やエアコンの風があたる場所は避けてください。バラは生き物です。こまめなメンテナンスを心がけて長くバラを楽しみましょう。

ドライフラワーにしてみよう!・・・・バラはドライフラワーに適したお花です。湿度が低い1月2月はドライフラワーを作りやすい季節です。綺麗に新鮮に咲いているバラを使ってドライフラワーをつくりましょう。使用するバラはツボミが固くても花が開きすぎていてもダメです。ましては、花が終わる頃の花は綺麗にできません。

まずはドライにする場所選びからです。直射日光に当たらない風通しのよい室内に1本ずつ頭を逆さに吊り下げます。その時不要なバラの葉っぱは取り除きます。バラはドライフラワーにすると生花の時とは色が変わります。赤バラは黒っぽくなり。オレンジバラは赤っぽくなります。色の変化も楽しんでドライフラワーを作ってみましょう。

2月のカレンダーのフラワーアレンジメントにも使用されています。是非お楽しみください。

 

デザイナーズ アレンジ

 

花徳(川崎市)西頼 祐介氏がプロデュースした商品です。
2022年JFNカレンダー2月に掲載のアレンジメントです。

 

デザイナー紹介

   西頼 祐介
   花徳

賞歴

第22回 JFN全日本技術選手権大会 持込アレンジメント部門 厚生労働大臣賞受賞

TOKYO  INTERNATIONAL FLOWER&GARDEN  SHOW2010

フラワーアレンジメントの部  最優秀賞

世界らん展2011~2018 優秀賞、奨励賞多数

 

【お花の豆知識】

赤いスイートピー

スイートピーの花言葉は門出。卒業、入学シーズンには欠かせないお花です。安価で可愛らしく春の花束には門出の意味もあり、よく使われている花です。早春~春にかけて、いろいろな花色のスイートピーが生花店の店頭に華やかに並びます。スイートピーはその芳醇な香りも大変人気があり、お部屋に飾ると甘い香りが部屋いっぱいに広がり心身ともに癒されます。

スイートピーと言えば、1982年、歌手・松田聖子さんの大ヒット曲『赤いスイートピー』が有名です。つい口ずさんでしまう「は~る色の~♪汽車に♪の~て~♪」のフレーズ、あれから40年、歌い愛され続ける名曲ですね。当時は赤いスイートピーは存在しない花色と言われていました。本当の事をいうと存在はしていたけれど、白、クリーム色やピンクなどが主流で、一般的には赤色の流通はほんの少しだったそうです。この赤いスイートピーの歌詞、少女の淡く切ない恋心(恋の幻想)と幻の赤色のスイートピーが相まって、本当に感傷的(センチメンタル)に響きます。この歌がきっかけとなって、スイートピーの品種改良が進みました。三重のスイートピーの生産農家さんが20年かけて品種改良したと言われています。その甲斐あって今では本当に生花店で赤いスイートピーを買うことができるようになりました。この歌はスイ-トピーと言う花の認知度をアップさせ、国民の心に浸透し、花業界に革命をもたらしました。

【お花の日】

2月14日 フラワーバレンタイン

花は自由なラブレター

一般社団法人 花の国日本協議会が花き業界統一で、2011年2月14日から「フラワーバレンタイン」としてキャンペーンをしています。花の物日(祝い事や祭りなどのある特別の日)として当初は男性から女性への花のプレゼントを応援していました。スタートから10年経った現在は、花を贈り贈られる素晴らしさや花の癒しを皆さんにお伝えしたく、誰が誰に送ってもいいじゃない。夫婦で贈りあってもいいじゃない。親子で贈りあってもいいじゃない。友達だっていいじゃない。自分に贈ったっていいじゃない。この日は自由に気持ちを伝えてみる日であります。いつもは言えないけれど・・・花は愛のカタチを表現できる自由なラブレターです。

街の生花店の店頭にもフラワーバレンタインのポスターが貼られています。「1月31日・愛妻の日」、「3月14日・ホワイトデー」も描かれています。可愛らしい春の花を是非ご自身のタイミングで!花を贈る文化素敵ですね。

過去のカレンダーの画像はこちらからご覧頂けます


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