2023年10月カレンダー特集

ダリア ~その美しさで争いが起こります

大輪で美しい花を咲かせるダリア。その姿や多種多様な花色はフラワーアレンジメントや贈り物に大変人気のある花です。その容姿ゆえに 「移り気」「裏切り」などのネガティブな花言葉もあり、争いも起こります。その由来は諸説ありますが、フランス革命の頃、ナポレオンの妻・ジョセフィーヌはダリアをとても愛し、独占して自分の庭で育てていました。その美しさゆえ貴族のある女性が、そのダリアを盗んで自分の庭で育て花を咲かせました。その後、貴婦人は盗んだことがばれて追放されてしまいました。又、フランス革命の時代背景から「不安定」と言う花言葉も生まれたとわれています。それほどに時代に翻弄され、人を魅了する花です。すごい花ですね。もちろんポップな花言葉も多数あり「華麗」「優雅」「気品」「栄華」など、誕生日、結婚祝い、出産祝いなどのお祝い事にはぴったりの花でもあります。

花風水では、恋愛運や結婚運を高める花だとも言われています。ダリアは花色も豊富なのでピンクの花なら恋愛運アップです。今回ご紹介しているダリアの花束は、ピンクのダリアを使っているので大切な人にプレゼントすると恋愛成就するかもしれませんね。

ダリアはメキシコでもとても愛されており、メキシコと言うとついサボテンをイメージしてしまいますが国花はダリアです。もちろんメキシコが原産地です。

ダリアはヨーロッパで栽培され、日本へはオランダ船によってインドを経由して長崎に持ち込まれた植物で、花の形が牡丹に似ている事から、和名では天竺牡丹(テンジクボタン)と言われます。天竺はもともと「遠方の」「舶来の」意味がありますが、インドとはまったく関係はありません。

花の時期は、7月から咲き始め、9月10月が最盛期です。球根でガーデングとしても楽しめる多年草です。

ダリアの花言葉:「華麗」「優雅」「気品」「栄華」、「移り気」「裏切り」「不安定」

キク科ダリア属

 

フラワーショップ ナーセリーさぬい(福岡市)木本 多駒麿氏がプロデュースした商品です。
2023年JFNカレンダー10月に掲載のダリアのアレンジです。

 

デザイナー紹介

   木本 多駒麿(TAKUMA KIMOTO)
   株式会社讃井Lab 取締役
フラワーショップ ナーセリーさぬい マネージャー

 

1987年生まれ。昭和36年創業の福岡の生花店の家に生を受け、学生時代は野球一筋の生活を送る。
専門学校・大学で学んだ商業やマーケティングの面白さから、身近な職であった生花店に興味を持つ。
見識を拡げる為、異業種の一般企業で5年間社会経験を積み、その後3年の花屋修業を経て実家生花店の事業継承を視野に入社。

自身と会社の幅を広げるべく、様々な活動に積極的に関与し活動中。

JFN九州・沖縄ブロック 技術指導員
JFN福岡支部 副支部長

活動実績
福岡県フラワーデザイン品評会 ファイナリスト(2015)
JFTDジャパンカップ九州ブロック予選 ファイナリスト(2015)
RKB毎日放送「家族びよりなお正月」 スタジオ装花・出演(2016)
RKB毎日放送「今日感テレビ(バレンタインウィーク)」 スタジオ装花・出演(2016)
JNN28局ネット「クロスカントリー日本選手権2016」 スタジオ装花(2016)
九花連宮崎大会 ファイナリスト(2017) など

花があるとその空間の気が良くなります。花のある空間を増やしていくことで、怒りや悲しみが少なくなり、笑顔溢れる空間が広がっていくと信じて日々活動しています。

 

【お花の豆知識】

~大きくて色鮮やかな人気のダリア。最初の流行は明治時代なんだって!

お花屋さんで花束で販売されているダリア。実は球根植物なのを知っていますか。江戸時代末期からポルトガルから伝えられたと言われいます。明治後期に、その豪華な姿と育てやすさが人気になり庶民の間でダリアブームが起こりました。球根ブームはヒヤシンス、スイセン、チューリップなど誰もが知る球根にも波及し、各新種も増えてさらなる球根ブームが発生しました。人の心を鷲づかみにする魅力的な花。それがダリアです。

 

コーヒーの日  10月1日 

~花言葉は「一緒に休みましょう」~

コーヒーの木は、育てやすさからプレゼントにも人気の贈り物です。インテリアとしても深い緑色のツヤのある葉は癒しの効果があり大変オシャレな観葉です。成長すると白い花が咲き、彩り豊かな赤い実が魅力的な植物です。

10月1日は「コーヒーの日」&「国際コーヒーの日」です。 「コーヒーの日」は1983年、一般社団法人全日本コーヒー協会によって、日本におけるコーヒーのさらなる消費拡大とその魅力を幅広く発信する目的で制定されたそうです。「国際コーヒーの日」は国際コーヒー機関が、2015年、イタリア・ミラノでのイベントにおいて、10月1日を国際コーヒーの日に制定しました。コーヒー普及の意味はもちろん、コーヒー生産農家の現状を知ってほしい、という意味も込められています。コーヒーは、年間を通じてたくさんの人に親しまれています。秋から冬の季節にもっとも消費量が増え、さらに衣替えの日とされていた10月1日を「コーヒーの日」とすることで、夏から冬への季節の変わり目も実感できるとても素敵な記念日です。

コーヒーの木の花言葉:「一緒に休みましょう」※コーヒーを飲んでリラックスするところからきています。

アカネ科 コーヒーノキ属

 

プリザーブドフラワー日 10月8日

~永久・と(10)わ(8)・の美しさから日にちを制定~

日本プリザーブドアロマフラワー協会が制定。美しい姿で長期保存ができる。つまり永久(とわ)の花である事からきています。日付の制定は「永久の花」ということで「と(10)わ(8)」と読む語呂合せからきています。プリザーブドフラワーの素晴らしさと魅力を広める為、記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。プリザーブドフラワーは「保存する=preserve」という英単語です。 生花を特殊な薬品に浸し、自然な風合いのまま美しく「保存できるお花」です。しかし、長持ちすると言われるプリザーブドフラワーですが湿度には弱く、高温多湿の日本では飾る場所にも気をつけないといけません。多湿の場所は避けて、リビングや風通しの良いお部屋に飾ってください。プリザーブドフラワーと言えばバラが多く流通していますが、最近では、生花の保存技術も進歩し、今まで加工できなかった菊やヒマワリ、胡蝶蘭なども販売されるようになりました。花のバリエーションも多くなりご仏壇のお花としても重宝されています。

プリザーブドフラワーの花言葉:「永遠」「永遠の幸せ」「永遠の友情」

 

 ハロウィン 10月31日

コスプレは悪霊に魂を取られないようにするため

日本でも大人気のイベント・ハロウィン。そもそもはケルト民族から伝わってきた風習です。古代ケルト民族のドゥルイド教で行われていた収穫祭と新年を迎える行事が起源となっていると言われます。11月1日が新年とされ、大晦日にあたる10月31日の夜に先祖の霊が戻ってくるとされています。ここまでは日本のお盆に似ていますが、違うのは一緒に悪霊もやってきて、作物を奪ったり、子どもをさらったり、人間たちに悪さをすると言われています。悪霊に魂を取られない為に、現世の人間が悪霊と同じカッコをして身を守ります。これがハロウィンで仮装する意味です。

秋の収穫祭でもあるハロウィンは秋のイメージがオレンジ色、死の世界からやって来る悪霊と闇や死をイメージするのが黒色です。この2色がシンボルカラーです。

カボチャのお化けには、Jack-O’-Lantern(ジャック・オ・ランタン)と言う名前が付いています。ジャックと言う老人が、この世とあの世をこのランタンを持ってさまよっています。ちょっと不気味ですね。カボチャはハロウィンのシンボルアイテムでもあります。カボチャを怖い顔にするのはアメリカが発祥だそうです。怖い顔にくり抜いて部屋の窓辺などに飾ると魔除けになると言われています。又、最近はハロウィンリースを飾るお宅もあり玄関に飾ると魔除けの効果があります。

カボチャの花言葉:「広大」「広い心」「見せかけを飾る」

ウリ科カボチャ属

 

 

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